学習塾のホームページ(サイト)を制作するにあたり、弊社が特に注意していることや、これまでのお客様におすすめしたことなどをまとめました。
お客様にサイトを作って良かった、と実感していただけた事例をもとに、知っておいていただきたい予備知識や、閲覧者(見込み客)から見たサイトのメリットなどをご紹介します。
目次
学習塾のホームページ(サイト)制作を始める前に知っておきたいこと
学習塾のホームページ(サイト)制作を始める前に、知っておいていただきたい予備知識をピックアップしました。
どの業界でも同じことではありますが、特に学習塾サイトを作成する立場から見たサイト作りに的をしぼってあります。
サイトを作りたい、リニューアルしたい、サイトを作ったのに集客が悪い…など、弊社にご相談いただく前でも後でも構いませんので、ご一読いただければ幸いです。
弊社ではWordPressを利用してサイト作りを行います
弊社では、ホームページをWordPressというオープンソースソフトウェアを利用して作成しています。
WordPressは世界中でもっともよく使われているサイト構成ソフトのひとつです。
更新のスピードに優れ、SEO対策はサイト作成中に、必要なプラグイン(機能)はサイト作成後に組み込むことが可能です。
その結果、すぐに効果が表れるSEO対策、必要に応じて増やせるプラグイン(機能)など、メリットが多いサイトが完成します。
必要と思われる機能(プラグイン)はいつでも加えることができます
WordPressを利用しているため、必要と思われたプラグインがあれば、いつでも後付けが可能です。
・生徒さんからの質問フォームが作りたい
など「やっぱり作ればよかった」と思ったときに、また弊社へご相談くださいませ。
サイトは情報を伝播させることが目的ではありません
サイトは情報を伝えて広めるためにある、と思われがちです。
しかしサイトを作ることは、情報の伝播が目的ではありません。
細かくしぼったターゲットに向けて有益な情報を発信し、「興味」から「体験学習」まで行動に移すための誘導線として機能させるものです。
「何を伝えたいか」よりも「どうやって足を運んでもらうか」
塾のサイトを作るとなると、教育論を熱く展開してしまう塾長さんは少なくありません。
しかしサイトの本質を考えると、重要なのは「何を伝えるか」よりも「どうやって足を運んでもらうか」になります。
読み切れない膨大な文章よりも、シンプルで「行ってみたい!」と思わせるサイトを目指してゆきましょう。
サイトの多くはスマートフォンで閲覧されています
サイトの多くは今、PCではなくスマートフォンで閲覧されています。
そのことを踏まえ、弊社ではスマホでも見やすく分かりやすいサイト作りを行っております。
塾は「サイトで比較検討」して選ばれる時代です
塾は今や、サイトで比較検討して選ばれる時代となりました。
口コミでも、最終的には保護者がサイトを検索してチェックしから決めています。
サイトを比較検討される際、重要なのはSEO対策です。
SEO対策とは検索エンジン最適化と呼ばれる作業で、検索結果の上位に塾の名前を掲載させる技術です。
SEO対策に関しては、弊社に安心してお任せくださいませ。
学習塾のホームページに対して、閲覧者が望んでいること
学習塾のホームページに対して、閲覧者(見込み客)が望んでいることを、これまでの経験からセレクトしてご紹介します。
サイト作りは主観的になりやすいのですが、客観視が重要な作業です。
客観的に見てどのようなサイトが魅力的に見えるか、参考になるのではないでしょうか。
学習塾におけるこれまでの実績
まず学習塾におけるこれまでの実績を、保護者もお子さんも知りたがっています。
フランチャイズの学習塾であっても、個人経営でも「自校での実績」を、新しい年度順に掲載すると分かりやすいでしょう。
教室の壁に貼る「東大○人」「開成○人」だけではなく、教室に来た子どもがどの大学・高校へ行ったか、希望校だったか否かを表にするとより実績が分かりやすくなります。
2020年度 進学状況(例)
塾に来る子どもすべてが東大や最高峰の高校を希望しているわけではないからです。
個人情報が絶対に出ないよう注意したうえで、成績が振るわなかった生徒の達成度も掲載すると、より指導力をアピールできるのではないでしょうか。
「勉強に対する困りごと」を抱えるお子さんへの対応
勉強が苦手なお子さんや、どうやって勉強をすればよいのかわからないお子さんも、塾の見込み客です。
そういった特性を持つお子さんや保護者にとって、東大に何人入ったかは重要な情報ではありません。
勉強が苦手で、いつも赤点があるというお子さんに、どうヤル気を出させるか、落ちこぼれない指導法などを明記することをおすすめします。
宿題の有無なども子どものヤル気に関わります。
入会費や月謝・テキスト・模試など年間にかかる費用
「学習塾にはお金がかかる」それが世間一般の保護者が持っているイメージです。
そこで、年間にかかる費用は曖昧にせず、一覧にして掲載することで、信頼感がアップします。
・入会費
・月謝
・テキスト代(学年別)
・模試代
別途かかる費用がある場合は、明朗会計をアピールするためにも掲載すると良いでしょう。
塾でサポートしている様々な資格試験
塾が会場になっていたり、塾単位で受けられたりする模試・資格試験についても有益な情報です。
・全国統一模試
・県単位の模試
・東進・四谷大塚統一模試
・英検・TOEIC・TOEFL・漢検など
塾長・講師のプロフィール・顔写真・人となり・指導方針
塾長や講師陣の顔を掲載し、プロフィールや人となり、担当科目や指導方針なども掲載することをおすすめします。
サイトで一度写真を見ておくと、実際に塾のイベントなどで会った時に親近感がわきやすくなるからです。
塾長の理念や全体の指導方針
塾長の理念や全体の指導方針については「熱量高く簡潔に」がおすすめです。
現代人は本離れが激しく、長い文章を読むことに慣れていません。
1文の長さが300文字を超え、1ページまるまる費やすといった文章は、読んでもらえずに終わってしまいます。
塾長の理念や全体の指導方針はできるだけ簡潔に、できれば箇条書きにすると、読みやすく頭にも残りやすいでしょう。
また、大変重要なことですが、誤字脱字文法は徹底的にチェックを行ってください。
自分の家から通えるかどうか
塾の場所がはっきり分からないという見込み客が閲覧している可能性もあります。
アクセスマップや駐車場の有無・最寄りのバス停や駅なども掲載しておくと、安心を得られます。
問題が起きた時(成績が上がらない・いじめなど)対処してくれるかどうか
全国的に見てみると、塾の質もさまざまです。
成績が上がらず辞めてしまう生徒が多い塾や、いじめの温床になっている塾も、残念ながら存在します。
保護者がその点を心配している可能性や、学校でいじめに遭っている子どもが通ってくる場合も、念頭に置いておく必要があります。
問題は起きていません、起きません、では安心感は生まれません。
トラブルシューティングがしっかりしていることをアピールする方が、信頼感はアップします。
学習塾サイトに必要とされるコンテンツ(情報と内容)
学習塾サイトに一般的に必要とされるコンテンツ(情報と内容)をピックアップします。
タイトルは多くても、ひとつの情報量はそう多くはなりません。
またWordPressを利用して作成したサイトは、更新や内容変更もお客様ご自身で行うか、弊社にお任せいただくかをお選びいただけます。
今月の予定表など更新が多くなるようでしたら、ご自身で行うことでコストを削減できます。
具体的な学年別料金プラン
具体的な学年別料金プランは、外せないコンテンツのひとつです。
同学年でコースがいくつもある場合は、それぞれどんな料金プランになっているのか明記すると分かりやすいでしょう。
小中高で金額が上がる、ハイクラスになると金額が上がるといった場合も、明記しておくと保護者がしっかり理解してくれます。
アクセスマップをGoogle マップと連動させる
塾への案内地図としてアクセスマップを掲載するサイトは数多くありますが、Google マップと連動させることでより使いやすくなります。
現在はカーナビの代わりにスマートフォン用アプリケーションとなるGoogle マップのナビゲーション機能を使う方も増えていますし、忙しい保護者が、送り迎えのついでに立ち寄れる近隣のお店もチェックできるからです。
具体的な授業形式
具体的な授業形式についても、写真を多く織り交ぜながら箇条書きを基本に紹介すると良いでしょう。
分からないことを質問しやすい雰囲気や人数構成、コロナ感染対策なども、実際に画像で見た方が安心材料になります。
年間の短期講習・特別講習・模擬テスト
年間の授業予定表をクラスごとに掲載するほか、短期講習や特別講習、模擬テストなども掲載したカレンダーを設置すると、保護者も子どももすぐにチェックできます。
きょうだいの多い家やシフト制の仕事を持っている保護者、歯科などの予約の際に、すぐスマートフォンで塾の曜日や時間がチェックできると非常に便利なのです。
どこの学区の子どもが多く通っているか
どこの学区の子ども達が多く通っているかも、保護者が知りたい情報のひとつです。
優秀な子どもが多く進学校への進学率が高い中学校をリサーチし、その学区にある塾を選ぶ保護者も少なくありません。
どこの高校・大学への合格例があるか
進学状況は、どこの塾にとっても大きな広告になります。
入塾した子ども達がどれくらい成績が伸びたかはもちろんですが、具体例も挙げると保護者の期待度はアップします。
すぐに予定が反映されるSNSとの連動
塾の時間帯やテストなど、予定の変更があった時に、すぐに反映されるFacebookや公式Twitter、LINEなどと連動しておくこともおすすめです。
一斉にメールが送信されるフォームもあるので、いずれかを活用すると良いのではないでしょうか。
学習塾サイトにあると口コミで「いいね!」される率が高くなる機能(プラグイン)
学習塾サイトにあることで、子どもや保護者の間で評価の高い口コミが広がりやすくなる機能をご紹介します。
通う側にとって便利だったり、安心材料になったりする機能です。
子どもの入室・退室時間が親に転送されるサービス
子どもの入室・退室時間が親のスマホに転送されるサービスが好まれています。
子どもが自分で通ってくるケースが多い地域や、学校の最寄り塾に行ってから帰宅する地域などは、治安に不安を感じている保護者も少なくありません。
講師陣からの子ども個人へのアドバイス
質問フォームを設置し、分からない場所を質問すると、担当講師がアドバイスを返してくれるサービスも、喜ばれます。
時間と人材に余裕がある塾でなければ難しいかもしれません。
すぐにアドバイスを返すのではなく、次回の受講日までにアドバイスをまとめておく、ひとつに絞って回答するなど工夫してみても良いのではないでしょうか。
地域名+志望校の検索ワードに対するSEO対策
SEO対策では、地域名(学校名)+塾、もしくは地域名(学校名)+塾+志望校の検索ワードで検索上位に来るように設定します。
塾は地域密着型の事業なので、地域でSEO対策を行うことは大きなポイントになるのです。
学習塾運営と連動したサイト運営が、生徒数増加につながります
学習塾運営とサイト運営を連動させることで、生徒数の増加への動線となり得ます。
学習塾サイトは、「塾に通った方がいいのかな、どの塾がいい塾なんだろう」と迷っている保護者と子どもの目を、確実にこちらへ向けるための手段にしなければなりません。
学習塾の理念を一歩進め、学習プログラムとして確立させること
学習塾や塾長には、教育理念があると思います。
お話いただけるならば、おそらく1時間は軽く語れるほどの熱い想いを秘めておられるのではないでしょうか。
その情熱を一歩進め、体系化して学習プログラムとして確立させることで、講師陣にも、子どもや保護者にも伝わりやすくなります。
学習プログラムであれば、長文の必要なくコンテンツとしてサイトに掲載可能です。
さらに子ども達に日々の授業の中で、塾長の想いを伝え続けることになるでしょう。
一日無料体験などイベントの開催
一日無料体験などのイベントを開催することで、集客につながります。
夏期講習・冬期講習や模擬テストだけ受けにくる子ども達は、顧客にもっとも近い位置にいます。
一度でも見学やテストなどで訪れてくれた子ども達には、積極的に情報を知ってもらうように工夫しましょう。
講習や模試、お得な情報やイベントなどは、メールでダイレクトにお知らせすることもおすすめです。
サイトを通してFacebookやTwitterで拡散させることも、口コミを広げるために役立ちます。
こうしたイベント・期間限定講習はコンテンツとしてサイトを充実させてくれます。
1年を通じての経営カレンダー
1年を通じての経営カレンダーを、講習カレンダーとともに組むことをおすすめします。
大きな組織の塾であれば本部で作ってくれますが、個人経営の塾だと「なんとなく」日々が過ぎてしまうということも少なくないようです。
経営カレンダーを把握することで、より計画的な講習を組んだり、よい時期にお知らせを拡散させたりすることが可能になります。
「小6」から「中1」、「中3」から「高1」の壁を意識しましょう
学習塾の壁は、小6から中1に上がる時、中3から高1に上がる時と言われています。
受験に見事合格し、塾の学習プログラムに強い信頼感を持つことは最重要のポイントです。
しかしそれだけではありません。
生徒の悩みを聞く時間を持つことや、保護者との懇談、保護者に向けた受験準備のためのセミナーなど、細やかな心配りが「次の受験もここで」という気持ちをはぐくみます。
学習塾サイトを充実させて、1人でも多くの子ども達に「学ぶ楽しさ、知る喜び」を!
本離れが深刻化していますが、子ども達の知的好奇心や学習意欲、学ぶことへの原始的な欲求自体も、薄れてきているのかもしれません。
そんな現代だからこそ、子ども達に「学ぶ楽しさ」「知る喜び」を体感して欲しい…。
学習塾を経営されているお客様の想いを、弊社リマケとともにサイトという形にしていきませんか。