WordPressとDrupalを比較してみた

弊社では主にWordPressを使用してサイトを作成していますが、 最近同じCMSである「Drupal」の名前をよく聞くようになってきたので、 どのようなものなのか、WordPressとは何が違うのか調べてみました。  

Drupalとは

実際には昨年くらいから「Drupal」を使用してはいるのですが、一体何者なのかいまいち掴めないやつです…。 読み方は「ドゥルーパル」だったり、「ドルーパル」と読んだりするみたいです。弊社では前者です。 「Drupal」は無料で使用できるオープンソースのCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)の1つです。「drupal.org」で配布されています。 世界的な大企業、政府機関、大学など大規模なサイトを中心に幅広く利用されているそうです。 プログラム言語「PHP」で作られているところなどは、WordPressと共通しています。  

世界でのシェア率は?

最近よく聞くようになってきた「Drupal」。実際どれくらい使われているの?ということで、 現在の世界のCMSシェア率を見てみます。トップ10だけ表示しています。   https://w3techs.com/technologies/overview/content_managementより引用 WordPressのシェアが圧倒的です。 WordPressは世界中のCMSのうち63%を超えており、世界中のWEBサイトのうち36%以上のシェアであることがわかります。 一方Drupalは、シェア率第4位。 Drupalは世界のCMSの中で2.7%のシェア、世界中のWEBサイトのうち1.6%のシェアであることが分かります。  

日本でのシェア率は?

日本ではどうなのでしょうか。現在の日本のCMSシェア率を見てみます。 https://w3techs.com/technologies/segmentation/cl-ja-/content_managementより引用 さらにWordPressのシェアが圧倒的です。日本では83%、8割超えです。 だからですかね。最近まで「Drupal」を知らなかったのは。  

WordPressのメリット・デメリット

それでは圧倒的シェアを誇るWordPressの一般的なメリット・デメリットを挙げてみます。

WordPressのメリット

・簡単で、使いやすい。 ・プラグインが豊富で、機能拡張しやすい。 ・デザインのカスタマイズも簡単。HTML経験があれば、テーマやレイアウトの微調整も可能。 ・プラグインにより、オンラインストアや企業ブログ、ポートフォリオサイトに至るまでカバーすることができる。

WordPressのデメリット

・最大のブログプラットフォームであるがゆえに、セキュリティ脅威に晒されやすい。 ・大規模サイトの場合、その種のフローを処理する機能を備えていないため、向いていない。  

Drupalのメリット・デメリット

次に、注目株Drupalの一般的なメリット・デメリットを挙げてみます。

Drupalのメリット

・拡張性が高い。 ・セキュリティに強く、「堅牢なアーキテクチャ」といわれる。 ・多言語対応しやすい。80カ国以上の言語に対応。 ・無料プラグインとテーマが豊富なうえに、カスタマイズも簡単。 ・Drupalの元々の容量が小さいため、非常に軽い

Drupalのデメリット

・ユーザビリティは低い。 ・構造が複雑なため、学習コストが高く初心者向きでない。 ・WordPressと比べるとコミュニティが小さいため、情報が少ない  

結局どうなの

WordPressは、中小規模のシンプルなサイトに向いています。 Drupalは、大規模かつ複雑なサイトに最適なCMSです。コンテンツデータを再利用しやすい仕組みにより、効率的な大規模サイト運用を行えます。 つまり、小規模ならWordPress、大規模ならDrupalセキュリティに強いのはDrupal、有名であるがゆえにセキュリティの驚異に晒せれやすいのがWordPress学習コストや技術的な情報量という面から、難しいのがDrupal、簡単なのがWordPress。 さぁあなたはどっちを選ぶ?! そうは言われてもよく分からないからお任せしますという方は、ぜひお問合せください!

WRITER

ディレクター/エンジニア

高田 美里

ホームページ制作を担当しています。元々はシステム開発を行っていたため、バックエンドからフロントエンドまで対応が可能です。

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