こんにちは! 今回は運用型広告の中でも、少し設定が複雑で導入へのハードルが高いショッピング広告についてです。 前回に引き続き、運用型広告についてのコラムになります。
そこで今回は、Google ショッピング広告の特徴や導入方法などをお伝えし、少しでも出稿へのハードルを下げられればと思います!
目次
◆Googleショッピング広告とは?
ショッピング広告とは、「検索連動型」の広告で、下記の画像のようにユーザーの検索キーワードに連動して表示されます。 画像 「ショッピング」広告と言う名前の通り、画像や商品名、値段などの情報を一目見て判断できるのが魅力です。 また、検索画面の中でもかなりの面積を使って表示できることから、多くのユーザーからのクリックに繋がりやすくECサイトからの人気が非常に高くなっています。
◆Googleショッピング広告の初め方
ショッピング広告を出稿するのに必要なものは大きく以下の3つです。
1.Google Merchant Centerのアカウント作成
Google Merchant Centerとは、自社の商品データをアップロードして、Googleショッピング広告や他のGoogleサービスで利用できるようにするツールのことです。 アカウント作成の際に、”ビジネスの拠点”や”ショップ名”、”URL”を登録する必要があります。 また、それと並行して”URLの申し立て”を行う必要があります。 URLの申し立てとは、「このサイトは間違いなく私が管理しています」ということを証明するものです。Google Analytics や Google広告をお使いであれば、過去にやったことがあるかと思います。 方法としては以下の方法があります。 ・HTMLファイルをアップロード Google側が用意したHTMLファイルをサイトにアップロードするというものです。アップロードされたファイルをGoogle側が確認することで「URLの申し立て」自体は完了しますが、その後もファイルは削除せず置きっぱなしにします。 ・HTMLタグ Google側が用意したHTMLタグをホームページに追加します。こちらも、一度Google側が確認して「URLの申し立て」が完了した後もそのままにします。 ・Googleアナリティクス Google アナリティクスをすでに使っている場合は、Google アナリティクスのコードを入力することでURLの申し立てを行うことができます。 ・Googleタグマネージャ タグマネージャをすでに使っている場合は、コンテナをインストールするという方法でURLの申し立てを行うことができます。 少し話がそれますが、検索広告やティスプレイ広告にはなかった新しいワードですよね、、 ショッピング広告が上の2つの広告と大きく違う個所はここにあります。 役割としては、
- GMC⇒商品の管理
- Google広告⇒広告の管理
となります。 検索広告やディスプレイ広告について知りたい人はこちらの記事も併せてどうぞ^^ (検索広告とディスプレイ広告の違いについて)
2.Google広告のアカウント作成
こちらは既に作成済み、という方も多いかもしれませんね。 これは公式のヘルプがわかりやすく解説してくれているのでそちらを参照ください。 (Google広告アカウントを作成する)
3.Google Merchant Centerに登録する商品データ
こちらもその名の通り、広告に出したい商品データ(フィード)が必要になります。 商品フィードとは、商品名や商品の詳細、価格、在庫状況など商品に関する様々な属性情報をもつリストデータのことです。 商品フィードの作成では、Googleが指定する仕様に従い必須の属性や推奨される属性を使用して商品アイテムを正確に定義することが重要です。 詳細は以下の公式サイトでご確認ください。 (Product data specification – Google Merchant Center Help)
◆ショッピング広告の集客効果
次にショッピング広告が他の広告形態とどう違うのか、メリットやデメリットを交えて説明します。
・ショッピング広告のメリット
1.なんといっても画像の有無
ショッピング広告が検索連動型広告の中でずば抜けている特徴の一つが画像で顧客にアピールできることです。
2.広告の掲載位置
これは既にお気づきの方も多いかもしれませんが、ショッピング広告の掲載位置はサイトの上にあることが多いです。そうするとほとんどの方は上からサイトを閲覧するので、他の広告形態に比べ質の高いCTRが上がります。
3.パッと見広告だと気づきにくい?
これは完全に私の主観ですが、同じように感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか? 検索広告のように大々的に”広告”という文言が目に入ってこないこともCTRが高い理由の一つかもしれません。
・ショッピング広告のデメリット
1.広告掲載順位や表示回数の改善が完全にブラックボックス
何が言いたいかというと、Googleがどうやって広告の掲載順位を決めたり表示する/しないを決めているのか、システム的なところを全く教えてくれない、ということです。 検索広告やディスプレイ広告の場合、広告主がキーワードの設定や広告文の設定を行うため、”CPCが高いなぁ”とか”CVに繋がりにくいなぁ”といった課題が出た時の対応がしやすいです。 しかし、ショッピング広告は完全にGMCに登録した商品データや商品カテゴリをもとにGoogle側で順位を決めているため広告の改善に多大な試行錯誤が必要になります。
◆ショッピング広告の改善
しかし! 対策はできます! ただ、もちろんシステム的なところには手出しできません、、ではどうするのか、そうです。 手が出せるところに出せばいいんです。簡単ですね。 いくつか対策方法をご説明します。
1.商品カテゴリを可能な限り詳細に設定
商品データをGMCに登録する際、商品カテゴリを設定するのですが、これをできるだけ詳細に設定します。 例えば、”ひじ掛けチェア”を広告に出したいときに、カテゴリを “インテリア>椅子・チェア>オフィスチェア>肘掛けチェア” とした方が、 “インテリア>椅子・チェア” までしか設定しないよりも、広告の表示回数ロスは少ないです。
2.商品タイトルを最適化
商品タイトルですが、結論から言うと”大事なことは最初の15文字以内に入れる!“です。 一言でまとめましたが、これ実は相当難易度が高いです。 なぜかというと、ユーザーが欲している情報、例えばサイズ、色、ブランド名などなど盛りだくさんな情報から必要になるであろう情報をピックアップして商品タイトルとして登録する必要があるからです。
◆まとめ
今回はショッピング広告についてご紹介しました。 いかがでしたか?やはり少しとっつきにくいところがありますかね、、 この記事を読んで少しでも入稿へのハードルが下がれば幸いです。 それでも”設定が難しすぎてわかんない!!”、”なんだかもう嫌になっちゃった、、”という方がいらっしゃれば お気軽にremacreにご相談ください!!
remacre(リマケ)ではこういったリスティング広告の運用をお手伝いさせていただきます。
ホームページからお客様が来ない(問い合わせがない)という企業様ぜひ一度ご相談ください。