料金が比較的安いことで知られる「Zoho CRM」ですが、CRMやSFAの導入に一度失敗し、採用するケースが増えているようです。 そんな「Zoho CRM」を含め、Zohoが提供する数多くのサービスについてご紹介します。
目次
◆Zohoとは?
Zohoとは、世界で5万社に導入されているビジネスアプリケーションです。 その中心として「Zoho CRM」が挙げられます。 このサービスを利用することで、営業支援・顧客/商談管理など営業に関する情報でかでなく、顧客に対してのアプローチを自動化することができます。
◆「Zoho CRM」の特徴
>圧倒的なコストパフォーマンス
正直なところ、機能面ではCRMを提供しているサービスはほとんど差はありません。 もちろん、各々独自の強みや弱みがありますが、サービスを取り入れるとなったときに、大きな指標となるのが価格だと考えられます。 その点ではZoho CRMは他社サービスに比べ、圧倒的なコストパフォーマンスを見せており、多くの実績を得られています。
>カスタマイズ性の高さ
Zoho CRMの特徴としてユーザーインターフェースのカスタマイズ性の高さが挙げられます。 現代では欠かせない、スマホやタブレットからの活用が可能なところが他のサービスとの大きな違いとも言えます。
>マルチチャネル活用
様々な活用方法がありますが、一例としてメール・電話・チャット・SNSなどでの顧客とのあらゆる活動を履歴として保存します。 ここで一元管理された情報をもとに、見込顧客を生み出したり、商談成立への次のステップを導き出します。
◆Zoho CRMの機能
>見込顧客の開拓
売上を向上させるためには、見込み顧客の獲得、商談化、そして効果的な営業活動を行う必要があります。 見込み顧客は、膨大な名刺情報や、セミナー参加者、そして既存顧客に至るまでさまざまなところに潜んでいます。 Zoho CRMでは、このようなデータを蓄積し、その中から傾向値を分析して、見込み顧客を開拓する支援を行います。そして次のステップとして、見込み顧客(リード)から、商談へ昇格できそうな顧客へ絞り込みします。
>商談管理
商談化した案件は、クロージングに向けての進捗状況を、会社として統一認識された受注の確度(%)で管理します。 そして、「商談状況において不足しているタスクは無いか」「競合の情報は入手しているか」詳細の情報も入力します。 次にすべきタスクを期限付きで登録しておくとメールで通知してくれます。もちろん売上予測金額に関わる価格、数量などもで記載することで、在庫管理にもつなげられます。
>顧客管理
顧客情報は、先に記述したようにマルチチャネルを活用した情報を日々蓄積します。 基本情報のほかに、予算策定のプロセスなど営業活動を通じてでしか得られないような情報を蓄積することで顧客管理をより強固なものにできます。 また、商談ごとに担当者やキーマンが異なるケースもありるので、新たに得た情報はZoho CRMに入力して一元管理します。 たとえ、営業担当が替わったとしても、CRM上に顧客情報が完璧に保存されているため、スムーズに引継ぎをできます。
>売上管理
商談状況に応じて、見積書や請求書の発行をスムーズに行えます。また、クロージング前の段階でも各種レポートを有効活用します。 たとえば、商談確度80%以上という堅い読みでの売上予測や、確度60%以上のチャレンジングな売上予測などさまざまなビューでレポート可能です。 そして、1年先、2年先の商談も入力することで、中長期計画や人材確保などといった会社としての大きな舵取りにも、レポートは大事なツールです。
◆Zoho CRM ご利用料金
スタンダードプラン | プロフェッショナル | エンタープライズ | アルティメット |
¥1,440 / 月(年額) 年額 ¥17,280 無料プランのすべての機能 + 売上予測 得点ルール グラフ&KPI ドキュメント管理 役職&権限設定 カスタム項目の追加 電話連携 WEBフォーム 転送データの暗号化 | ¥2,400 / 月(年額) 年額 ¥28,800 スタンダード + メール連携 SNS連携 SalesSignal ワークフロー&マクロ Blueprint(プロセス管理) 在庫管理 データ登録件数無制限 Google広告連携 | ¥4,200 / 月(年額) 年額 ¥50,400 プロフェッショナル + Zia Voice – 対話型AI ユーザーポータル AIによるターゲット計測、異常検出、予測 独自のタブ・ボタンの追加 モバイルSDK・アプリ配布 項目の入力条件設定 サブフォーム 保存されたデータの暗号化 | ¥12,000 / 月(年額) 年額 ¥144,000 エンタープライズ + 専用データベースクラスター 無料プレミアムサポート 自動化の提案・異常検出 暗号化 ストレージの拡張 メールの感情分析 |
詳しくは以下HPをご確認ください。 ※Zoho CRM のご利用料金について
◆まとめ
今回は「Zoho CRM」についてご紹介しました。 主に他社サービスと比較した際のメリットを紹介しましたが、当然ユーザーから改善を求める声も多く上がっているのも事実です。 ただし、やはり顧客管理や情報の一元化を低価格で実現できるのは、旧式の管理方法で工数を無駄にしている企業にとっては最適解ともいえるかもしれません。 実際、このサービスの導入に適しているのはどんな企業なのか、自分の企業は適しているのかなどを検討したうえで導入することをお勧めします。